医薬品用途-半固形剤

半固形剤向けコロイド状二酸化ケイ素AEROSIL®

坐剤において、コロイド状二酸化ケイ素AEROSIL®は、基剤が必要とする粘度に増粘させるために使用されます。さらに重要なことは、坐剤が冷却を経て使用されるまで、有効成分を均一な分散状態に保つことです。また、製造時の融解温度は変更せず、たとえば温暖な気候での貯蔵中において物質の軟化温度を上げ、坐剤の熱安定性を向上させることができます。

コロイド状二酸化ケイ素AEROSIL®が経皮送達システムの処方に使用される理由も、その増粘性及び安定性付与にあります。

 

半固形剤向けに推奨するAEROSIL ®製品 *剤形:半固形(坐剤、経皮吸収パッチ)

効果

利点

製品

粘度制御

  • 増粘作用
  • 微生物が物質代謝しない無機増粘剤

AEROSIL® 200 Pharma
AEROSIL® 300 Pharma

安定化

  • 有効成分の均一分散を維持

AEROSIL® 200 Pharma
AEROSIL® 300 Pharma
AEROSIL® R 972 Pharma