農業用途

気候変動に加え、世界人口の増加に対応するため、持続可能な開発、効率的な資源利用の必要性が高まっており、それらが農業の生産プロセスの継続的改善を後押しする最大の要因となっています。

AEROSIL®、SIPERNAT®、BREAK-TRHU®などのエボニックグループの豊富な製品群は、液体や粉体、分散液やエマルションに関わらず、画期的な処方の開発に貢献する幅広い独自の特性を提供しています。
これにより、作物保護、種子処理、植物成育に高効率な製品の製造が可能になります。

  • AEROSIL® — 液体・分散液・エマルションのレオロジー制御と安定化向け、粉体の流動助剤、種子のペレット化に対応したコーティング向け
  • SIPERNAT® — 液体活性成分の担体、粉体の流動助剤、種子のペレット化に対応したコーティング
  • BREAK-THRU® — 非水系処方の湿潤剤、エマルションの分散剤

個体処方農薬は、この業界において長年知られています。固体処方のタイプの例は、水和剤(wettable powder: WP)、粒剤(granule: GR)、顆粒水和剤(water dispersible granule: WG)です。

粒状処方の大きな利点は、空の包装袋内に残物がほとんど出ない事です。また、細かい粉末は粉塵を生じる恐れがあるため、使用者の安全上好ましくありません。このため、粉剤は、粒剤や液体処方に徐々に切り換えられています。

フュームドシリカAEROSIL®と湿式シリカSIPERNAT®は、固体処方において、流動助剤・固結防止剤・粉砕助剤、また液状有効成分の担体として使用されています。SIPERNAT®やAEROSIL®製品で処理されたWP製剤は、乾燥していて流動性があり、貯蔵時に固結しにくい傾向があります。

ただし、農地に直接施用する粒剤では粒径の大きいシリカが有利になることがあります。そうした製品でシリカは、液体あるいは低融点活性成分の担体となり、流動性があり固結しない吸収体として使用することができます。この吸収体の顆粒形状はすでにシリカによって形成されており、さらなる顆粒化工程は不要です。

親水性フュームドシリカAEROSIL® 200は、WP・WG剤において、流動助剤・固結防止剤として良好な特性を付与します。

液体処方農薬は農薬市場で大きなシェアを占めています。これらの処方は、有効成分の安全なハンドリングを向上させるために開発されています。液体処方農薬の例として、乳剤(Emulsifiable Concentrate: EC)、油剤(Oil Dispersion: OD)、又は、SC剤(Suspension Concentrate: SC)があります。

フュームドシリカAEROSIL®はレオロジー調整剤と沈降防止添加剤として、有効成分の機能をサポートします。AEROSIL®は効率的な安定剤として、均一分散と長期安定性を高める事で有効成分の凝集を防止します。

(SIPERNAT®、BREAK-TRHU®製品は日本アエロジルではお取扱いしておりません)